〜初心者でも安心!開業1年目から使えるクラウド会計の決定版〜
個人事業を始めると、避けて通れないのが「お金の管理」。
売上、経費、請求書、確定申告——すべてを1人でこなさなければなりません。
そんなとき、心強い味方になるのが「クラウド会計ソフト」。
いまや個人事業主の約8割が導入しているといわれる必須ツールです。
特に人気なのが、
- freee(フリー)会計
- マネーフォワードクラウド確定申告
の2つ。
どちらも優れたサービスですが、目的や性格によって「向き・不向き」があります。
この記事では、両者の特徴を実務目線で徹底比較します。
1. クラウド会計ソフトとは?
クラウド会計とは、インターネット上で帳簿をつける仕組みです。
従来のようにExcelや手書き帳簿を使う必要はありません。
✅ クラウド会計の主な特徴
- 銀行口座・クレジットカード・電子マネーと自動連携
- レシートをスマホで撮影 → 自動で金額・日付を読み取り
- AIが「交通費」「会議費」などの科目を自動判定
- 確定申告書を自動作成
つまり、「経理知識がなくても確定申告までできる」ツールです。
クラウド上にデータが保存されるため、
パソコンでもスマホでも作業でき、端末が壊れても安心。
しかも、税理士と同時にデータを共有できるので、顧問契約がある人にも便利です。
2. freee会計 vs マネーフォワードクラウド:基本情報比較
| 項目 | freee会計 | マネーフォワードクラウド確定申告 |
|---|---|---|
| 対象 | 個人事業主・法人 | 個人事業主・法人 |
| プラン | スターター / スタンダード / プレミアム | パーソナルライト / パーソナル / パーソナルプラス |
| 月額料金(税込) | 1,628円〜 | 1,078円〜 |
| 無料期間 | 30日間 | 30日間 |
| 特徴 | 完全初心者向け、操作が直感的 | 分析機能が充実、複数口座管理に強い |
どちらも青色申告(65万円控除)に対応しています。
クラウド型のためインストール不要、常に最新版が使えます。
3. 操作性と入力のしやすさ
🟦 freee会計:簿記知識ゼロでも大丈夫
freeeの一番の特徴は「チャット形式の操作」。
まるでLINEのように質問に答えるだけで仕訳が完了します。
例:
Q:「何に使いましたか?」
A:「打ち合わせのカフェ代」
→ 自動で「会議費」に分類。
会計用語を知らなくても、AIが自動で勘定科目を判断してくれるため、
開業1年目の初心者でも迷わず使えます。
また、スマホアプリが非常に使いやすく、
外出先でも「レシートを撮って登録」→完了。
領収書の整理時間がゼロに近づきます。
🟧 マネーフォワードクラウド:数値管理・分析に強い
マネーフォワードは、一覧性と分析力が最大の魅力。
複数の銀行・カードを連携しても、まとめて一目で管理できます。
グラフ表示や月次レポートが充実しており、
「今月の利益は?」「交通費が先月より増えている?」といった分析が可能。
経理に少し慣れた人や、数字で経営を見たい人に向いています。
4. スマホアプリの使い勝手比較
| 比較項目 | freee会計 | マネーフォワードクラウド |
|---|---|---|
| レシート撮影精度 | ◎ 高精度(文字認識が正確) | ○ 認識後に手動補正が必要な場合あり |
| 自動仕訳の精度 | ◎ AIが即判定 | ○ 取引内容によっては確認が必要 |
| グラフ・可視化 | △ シンプル | ◎ 詳細な収支・費目分析が可能 |
| オフライン対応 | △(通信前提) | ○ 一部データをローカル保存可能 |
freeeは「とにかく簡単・速い」。
マネーフォワードは「管理・分析に強い」。
スマホ中心で経理をしたいならfreee、
パソコンでしっかり分析したいならマネーフォワードが向いています。
5. 確定申告機能の違い
freee会計の確定申告
- 質問に答えるだけで自動作成
- 青色・白色どちらも対応
- e-Taxで電子申告可能(マイナンバーカード連携あり)
- 必要書類(損益計算書・貸借対照表)を自動作成
「確定申告ナビ」がついており、画面上で進行状況が確認できます。
初心者でも“どこまで終わったか”が一目でわかるのが安心。
マネーフォワードクラウドの確定申告
- 各取引を仕訳登録すれば自動で申告書作成
- 所得控除・税額控除の自動計算も正確
- 電子申告(e-Tax)もワンクリック送信可能
- 添付資料(控除証明書など)のデータ添付も対応
freeeが「初めてでも迷わないUI」だとすれば、
マネーフォワードは「税務知識がある人向けの正確さ」。
どちらも申告時期(2月〜3月)にサポートが強化されます。
6. サポート体制と安心感
| 比較項目 | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|
| チャットサポート | ◎(即時対応が早い) | ○(平日日中) |
| 電話サポート | △(上位プランのみ) | △(パーソナルプラン以上) |
| 税理士紹介サービス | ◎(登録税理士が多数) | ◎(提携税理士あり) |
| 操作マニュアル | ○ 動画・ヘルプ充実 | ◎ FAQ・図解多い |
freeeは初心者を意識したサポートが多く、
マネーフォワードはヘルプ記事や図解マニュアルが整っています。
「質問して進めたい人」はfreee、
「自分で調べて理解したい人」はマネーフォワードが合っています。
7. 料金プラン比較(2025年10月時点)
| プラン | freee会計 | マネーフォワードクラウド確定申告 |
|---|---|---|
| 入門プラン | スターター(年19,360円) | パーソナルライト(年12,936円) |
| 標準プラン | スタンダード(年26,136円) | パーソナル(年15,840円) |
| 上位プラン | プレミアム(年43,824円) | パーソナルプラス(年39,336円) |
freeeは操作のしやすさを重視しているため若干高めですが、
初心者でもすぐに使える“時短価値”があります。
マネーフォワードはコスパが良く、複数事業や副業との併用に向いています。
8. 税理士との連携・データ共有
どちらのソフトも、税理士アカウントを作成すればデータ共有が可能です。
- freee:税理士向けの管理画面が使いやすく、リアルタイムで帳簿確認可。
- マネーフォワード:税理士が従来から慣れているフォーマットを採用。
最近では、「freeeで日常管理+税理士はMF形式で申告」というハイブリッド利用も増えています。
いずれにしても、ソフトがデータを自動整理してくれるため、
税理士報酬も抑えられるケースが多くなっています。
9. 業種別おすすめ比較
| 業種・タイプ | おすすめソフト | 理由 |
|---|---|---|
| フリーランス(ライター・デザイナー) | freee | 単発案件が多く、入力がシンプル。スマホ完結可。 |
| ネットショップ運営者 | マネーフォワード | 複数口座・決済サービスを連携できる。 |
| コンサル・士業 | freee | 顧客管理・請求書発行機能が便利。 |
| 飲食・小売 | マネーフォワード | 売上・仕入・現金管理の連携がしやすい。 |
| 副業で事業を始めたい人 | freee | 確定申告ナビ付きで迷わない。 |
どちらが優れているというより、**「どんな働き方をしたいか」**で選ぶのが正解です。
10. 将来を見据えた選び方:電子申告とインボイス対応
2025年以降、インボイス制度・電子帳簿保存法など、
税務の電子化がさらに進んでいます。
どちらのソフトも、
- インボイス対応請求書の自動発行
- 電子帳簿保存法に基づく領収書のデータ保存
- e-Tax電子申告に完全対応
といった機能を備えています。
つまり、一度導入すれば「申告・帳簿保存・請求書発行」までワンストップ。
紙やExcelでの経理管理は、今後ますます非効率になります。
まとめ:freeeは“やさしさ”、マネーフォワードは“管理力”
どちらも素晴らしいツールですが、
開業1年目の個人事業主に向いているのは、
「freee会計」=やさしさ・シンプルさ。
一方で、数字管理や分析を重視するなら、
「マネーフォワードクラウド」=精密さ・拡張性。
どちらを選んでも、もう手書き帳簿には戻れません。
毎日の記録が自動化されることで、「経理のストレス」から解放されます。
経理を仕組み化できれば、あなたは本来の仕事にもっと集中できる。
そのための第一歩が、会計ソフトの導入です。
